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ネイティブが大切にしてきたハワイアン・ミュージック

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ネイティブ・ハワイアンの独自の文化は驚くほど多種多様です。
例えば今ブームになっているハワイアンパンケーキ。もともとはネイティブ・ハワイアンのローカルフードでしたが、アメリカ人がその美味しさ、手軽さに飛びつき、あっという間にアメリカ全土に広がったものだそうです。
このように料理一つとっても初めて知るハワイアンの歴史なのですが、今回はネイティブ・ハワイアンがとても大切にしてきたオリジナルの音楽についてご紹介いたします。
ハワイの音楽は大きく分けて3つあります。一つめは「カヒコ」と呼ばれる伝統フラに使われた音楽、二つめは観光音楽的要素の強い現代フラの「アウアナ」、三つめが欧米の音楽の影響を受けたポップ・ミュージックです。

神に捧げられるために作られた「カヒコ」

hawaii_12_02「カヒコ」は神に捧げられるために作られた、これぞネイティブ・ハワイアンの真髄と感じられる音楽です。
実際に聴いてみると、侵し難い品格があふれていて、思わずその神聖な世界に引き込まれてしまう不思議な魅力を持っている、と感じました。
歌いながら踊るというパターンがほとんどなのですが、途中から打楽器が加わり、ますます宗教色が強くなっていきます。
ハワイに行きますとエンターテイメントの一つとして披露されていることが多いそうですが、バレエやオペラなどを観ているときやコンサートを聴いているときに素晴らしいと思ったら観客から自然に拍手がわくように、「カヒコ」も所々に見せ場があります。踊りと音楽が一体になって盛り上がる場面では、観ている方たちから拍手や歓声が沸き起こります。
聴いているだけで、まるで古代ハワイにタイムトリップしたかのように、何百年も昔のポリネシア系移民がハワイという神秘的な土地で神への畏敬の念を育み崇めてきた世界に誘ってくれるのです。
なるほど、虜になる人が多いわけですね。

陽気で親しみやすい「アウアナ」

hawaii_12_03次にご紹介するのは現代フラに使われる、「アウアナ」と言う音楽です。
ポリネシア系の文化を禁止された中で、ハワイ王朝最後の女王として有名なリリウオカラニの兄のカラカウア王(有名なカラカウア通りの由来となった人です)が、ネイティブ・ハワイアンが独自に築いてきたハワイの文化を、何とかして欧米に受け入れてもらえるように発展させました。現代のハワイ文化はその流れを汲んでいます。
こちらはゆったりとした癒しを味わえる音楽で陽気で親しみやすく、カヒコと違って近づきがたい雰囲気は微塵もありません。
皆が憧れるリゾート地としてのハワイを十分に味わえる音楽で、人々がハワイに求める「安らぎ」「癒し」「平和」などの要素が満載の音楽です。
これに合わせて大勢の美しいハワイアン娘たちが踊る様子を見ているだけで、癒されるだけでなく活力もわいてくる、そんな音楽です。

プレスリーも愛した「ハワイアン・ポップ」

hawaii_12_04最後にご紹介するのは、欧米からの影響を受けたハワイのポップ・ミュージックです。
アメリカ本土のポップスとはまた一味違い、疲れた心に染み入るような美しいメロディーラインが特徴ですね。
かのエルビス・プレスリーもハワイアン・ポップに夢中になり、レコードを出していますよね。スターとして多忙を極めた彼も、癒しを求めたのでしょう。ハワイアン・ポップに惹かれたのは十分頷けます。
ともすれば、自然と涙が溢れてくるような「安らぎ」「ヒーリング力」を感じるのです。
ウクレレやピアノといった楽器は様々なものを取り入れていますが、特にバックコーラスの歌手がハワイ語で歌っているものがお勧めです。
ハワイに脈々と受け継がれているネイティブ・ハワイアンの凛とした生き様のようなものも感じられますし、ハワイの方々が持つホスピタリティーも同時に感じられるからです。
ハワイの人々のホスピタリティー精神の虜になり再びハワイを訪れる、という話を聞きますが、この音楽を聴けば一目瞭然、いえ、一聴瞭然、ですね。

オリジナリティにあふれるハワイアン・ミュージック

三つのハワイアン・ミュージックを駆け足でご紹介してきましたが、どれも魅力的で甲乙つけがたいものでした。
ですが三つともに共通しているのは、ポリネシア系移民がどんなに異国からの文化の影響を受けようと、その時代の政治的な制限を受けようと、ハワイの持つオリジナリティーは決して失われていないと言う点です。
皆さま、気軽な気持ちでハワイアン・ミュージックを一度お聴きになってみて下さい。
きっとは気分だけでも憧れの地、ハワイへ誘ってくれるでしょう。

写真協力/プアアリ