ハワイアンジュエリーの総合情報サイト

神秘的な海の守護神ホヌモチーフのハワイアンジュエリーは大切な人を守ってくれる

神秘的な海の守護神ホヌのハワイアンジュエリーは大切な人を守ってくれる

海で生きる神聖な動物といえば、イルカを思い浮かべる方もいるかもしれませんが、ネイティブハワイアンが海で生きる生物の中で、最も神聖な存在として大切にしているのは、ウミガメです。
ハワイに生息するウミガメは数種類いて、最もよく目にするのはアオウミガメ。サーファーの下をくぐって泳いでいたりすることもあります。
このアオウミガメはハワイ語では「ホヌ(Honu)」という呼び名で親しまれています。ポリネシア文化圏ではとても神聖な生き物とされていて、古くから神話に登場したり、古代の絵文字ペトログリフに描かれるなど、ハワイの人たちにとっては、神様からの使い・幸運を運んでくれる「海の守り神」などとして大切な生き物です。
今回は、ハワイアンジュエリーのモチーフとしても有名なこの「ホヌ」についてご紹介しましょう。

ハワイに行けば会える!ホヌってどんな生き物なの?

ウミガメというのは、もともとは陸に住んでいたカメが海へ進出したもので、世界には8種のウミガメがいるとされています。
海中で生きていくために、手はヒレのように、甲羅は水の抵抗を受けない流線形に、甲羅の骨も軽くなり、姿かたちが進化しました。そうした進化のためにウミガメはとても早く泳げます。地上での移動速度は時速350mほどですが、海の中では時速20kmのスピードで泳げるそうです。人間の泳ぐ速度がオリンピック選手でも時速10kmにも満たないのと比べれば、どれだけ早いかがわかりますね。
ウミガメは日本でも見ることができ、アカウミガメ、アオウミガメ、タイマイは日本の砂浜でも産卵します。

観光でハワイに行ったらぜひ野生のホヌに会ってみたい!という人へのおすすめポイントは、ラニアケア・ビーチです。ホヌを見られる確率が高いのは、4月~10月頃の夏シーズンの11時~15時頃だそうですので、おぼえておいてください。
ラニアケア・ビーチは砂浜ではなく岩浜です。アオウミガメたちはベジタリアンで(子どもの頃は肉食のようですが)、浅瀬の岩に生えているコケや海藻を食べにやってくるのです。そのために身体の中の脂肪が緑色になり、アオウミガメという名がついたそうですよ(アオウミガメの英名はGreen turtle)。でも、身体の色は赤、茶色、黒などです。
「身体の中の脂肪の色?」と思われたあなた、そう、アオウミガメは食用にされていたのです。
中でも珍重されていたのは腹肉の部分です。裏側の甲の内側の肉を取り出して、ウミガメスープの素材として用いられたたり、腹の脂肪からは油を取り出し、料理以外にも化粧用、薬用などに用いられています。
ウミガメは珍味として賞味され、美味なこともあって珍重されたのですが、船上で唯一補給可能な獣肉でもあったため、大航海時代の昔から盛んに捕獲され、食用にされてきたのです。
今ではウミガメのほとんどがIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストで、絶滅危惧種に指定されています。国際取引は全面禁止、ほぼどの国でも法令でその捕獲禁止がうたわれています。でもそれが認識されるようになるまで、ウミガメは特に大洋上の離島などでは、唯一利用可能な獣肉で、工芸材料でもあったのです。もちろん、ハワイでも食用に捕獲され、革は干されてハンドバッグに加工されていました。

ラニアケア・ビーチを訪れれば、ホヌの姿を見ることはでき、思わず嬉しくてテンションも上がってしまうかもしれませんが、近寄ったり触れたりすることは、ハワイの法律で禁止されていますので注意してください。
次のような警告板があり、特殊な許可がない限りは周囲に近づいてはいけません。

  • あまり近づかない(1.8~3メートル離れること)
  • 触らない
  • エサを与えない

違反した場合、500ドルの罰金になります。
ラニアケア・ビーチには監視係の人もいますから、ホヌが浜にあがってくると、すぐにロープで近付けなくされてしまいます。
ホヌと遭遇しても、愛情を持って見守るだけにしてあげてください。
日本も北太平洋唯一のアカウミガメの産卵地なのですが、産卵する海岸への自動車の乗り入れを禁止したり、漁業の網に絡まって窒息死するのを防ぐ研究をしていたり、人工的な繁殖に取り組んだり、繁殖のための活動が行われています。

あまりにもドラマティックなウミガメの産卵

神秘的なウミガメの産卵については、多くの人がテレビなどで見たことがあると思います。
涙を流しながら、卵を一つ一つ産み落とす姿も感動的なのですが、その卵がかえり、小さなウミガメとなって一斉に海に向かう姿は、本当にドラマティックで、自然の神秘を感じさせてくれますよね。

そんな感動に水を差すようで恐縮なのですが、ウミガメが産卵時に流しているあの涙、じつは「涙」ではなく、塩分を含んだ粘液なのです。産卵のときだけではなく、じつは、海中にいるときもこの粘液を排出し続けています。
海中で生活している生き物は、水分補給のために真水ではなく海水を飲んでいるわけですが、海水には塩分が含まれていますので、体内の塩分濃度を調整するために余分な塩分をエラから排出しているのです。ウミガメの場合は目のところにに「塩類腺」という器官があります(塩類線は海にいる爬虫類や海鳥などにもあるそうです)。この塩類腺から絶えず塩分をふくんだ粘液を排出しているのです。

でも、子ガメたちが海を目指して向かっていく姿は、ご存じの通り感動的なものです。
ホヌ(アオウミガメ)の産卵の多い時期は7月から9月で、上陸し、穴を掘ってピンポン玉のような卵を産み落とします。1回の産卵で120~140個くらい卵を産み落とすと言われます。
産卵された卵は、砂の中で胚が発生します。卵の天地を変えたり、水をかぶっただけでも孵化率が激減するそうです。台風などの高波時に、冠水したり、砂浜の浸食により流されてしまう場合も多いそうです。
卵の温度によって雌雄が決まるそうですが、これも神秘的ですね。
孵化には約2か月かかり、砂の温度や水分環境、波など様々な要因によって全滅したり、95%が孵化したりします。子ガメたちは地上に這い上がり、海に向かって行きます。
子ガメのほとんどは魚や海鳥に捕食され、大人に成長することができるのはほんのわずかだと言われています。
海までの長い道のりを、自分の数十倍はあるであろう鳥やカニなど、出会うすべてが敵となって、子ガメの行く手を阻むのです。
ある調査では、ウミガメの子供の生存率は5000匹に1匹だったとのこと。パーセンテージでいえば0.02%!50匹の母ガメが産卵を終えて、やっと1匹のウミガメが大人になるということになります。
まさに、種を残すための産卵といってもいいでしょう。

ウミガメは70年ほど生きるとも言われますが、その寿命は正確にはよくわからないそうです。漁業などの網に引っかかって呼吸ができなくなり、死んでしまう例が非常に多く、ほとんどのウミガメは寿命を全うしていないと考えられています。

ハワイのネイティブハワイアンたちは、何百年も昔から、自然の試練をくぐり抜けてはい上がるホヌのたくましさに注目していました。
その姿から、幸運を呼び込む生き物としてハワイアンジュエリーのモチーフに使うようになっているのです。
hawaian3_01

ハワイアンジュエリーの歴史をおさらい

ハワイアンジュエリーは、19世紀のハワイ王朝最後の女王リリウオカラニが、ヨーロッパを訪問の際に、イギリスのヴィクトリアン調の模様を取り入れてハワイ語を刻んだ金のバングルが始まりです。
実際は、その前から始まっていたという説もあります(「ハワイアンジュエリー 文化と本当の歴史」(松尾琢磨氏の寄稿)としてご紹介していますので、興味のある方はご覧ください)。

その後、もともとネイティブハワイアンの間で信仰されてきたモチーフ、植物や生き物などがハワイアンジュエリーに取り入れられ、現在の基礎を作りました。
ネイティブハワイアンの人々は、一つのハワイアンジュエリーを祖母から母へ、母から子へ、という風に代々受け継ぐべく家宝として扱ってきました。それは大切な我が子への愛情を示すものであり、どうかその大切な存在を守ってほしいという祈りそのものです。
日本でいう「お守り」に近いかもしれませんね。
ネイティブハワイアンの魂そのものを表現した芸術作品、それがハワイアンジュエリーなのです。

海を愛する人を守ってくれるホヌのモチーフ

ハワイにはこんな昔話があります。
海辺で遊んでいる子どもたちがサメに襲われることがたくさんあったとき、神の使いとされているホヌが子どもの姿に化けて身代わりになり、子どもたちを救ったというのです。
サーファーをサメから守ったという伝説もあり、そのため、ホヌはサーファーの守り神としても愛されるようになりました。

もともと、ホヌのたくましい生命力から、妊娠した女性や生まれたばかりの赤ちゃんに贈られていたモチーフでしたが、現在ではそんなことから、海での危険や災いから身を守ってくれるお守りとして持つ人も多く、海やサーフィンを愛する人々、特に男性に人気があるモチーフなのです。

ネイティブハワイアンの宗教「アウマクア」は、自然を崇拝する多神教です。ハワイの様々な生き物や自然を、自分たちの先祖が姿を変え、守護神として家族を守っていると信じています。具体的には、ヤモリやサメ、タコ、ウナギ、野ねずみ、犬、タカラガイ、雲などがありますが、ホヌもそのひとつであると考えられているので、結婚指輪や婚約指輪に入れるモチーフとしても人気があります。
ホヌのリングは、雄大な海でゆったりと遊ぶウミガメのように二人の幸せな結婚生活を温かく見守ってくれることでしょう。

ホヌをモチーフにした指輪やネックレスは男性にピッタリです。
ホヌ【ウミガメ】ネックレス

この大ぶりなデザイン、まさしく海の男にピッタリですよね。
しかもハワイアンジュエリー独特の品があり、身に着けていても決して嫌味な印象は与えません。
特にシルバーのネックレスなどはどんな服装にも合いそうです。
彼氏へのプレゼントに最適だと思いませんか。
サーフィンをやってる方でも、そうでない方でも、箱を開けた瞬間に気に入るはずです。

ピアスとして

ピアスとして身に着けるなら、男女問いません。
ホヌフックピアス
こちらもお守りとして持つ人も多いホヌモチーフのピアス。ウミガメのデザインがシンプルなので、普段使いしやすいでしょう。
女性が身に着けても素敵なホヌモチーフ。
そのたくましい生命力にあやかって、出産を控えた妊婦さんへのプレゼントなどとしてもお勧めです。
ピアスはイヤリングのように着けていて痛くなることもありませんし、着けていることすら忘れるほど違和感なく身に着けられるアクセサリーです。
守護神としてのホヌのパワーを備えたハワイアンジュエリーなら、きっと喜んでくれるはず。
普通のアクセサリーとは違い、一つ一つに意味や祈りやパワーを秘めているハワイアンジュエリーなら、ネックレスでもピアスでも、またブレスレットでも、ちょっと特別なプレゼントとして誰もがハッピーな気分になれるでしょう。

写真協力/プアアリ