ハワイアンジュエリーの総合情報サイト

Chapter1「ハワイアンジュエリーの魅力」プロローグ~その文化と歴史的背景

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香しく情熱的な花、打ち寄せる波、とろけるように甘い恋…
ハワイの祖先たちは自然をリスペクトし、
「hulaフラ」によって神に感謝と祈りを捧げました。
ハワイアンジュエリーも、その歴史の中で生まれ、
ハワイの聖なる自然をモチーフにして、愛する人たちに大切な想いを伝え、
ジュエリーとしてその美しい形を残してきました。

ハワイアンジュエリーの正式名称は「ハワイアン・エアルーム・ジュエリー」。
家々に代々伝わる家宝という大切な意味合いを持ち、
親から子へ、子から孫へ、日本における着物のように受け継がれてきました。

ハワイでは大切な人に想いを込めて
ハワイアンジュエリーを贈ります!

またハワイでは人生の節目にジュエリーを贈る習慣があります。
もっとも大きな節目は結婚。
そこは私たち日本も同様ですが、
エンゲージリング、マリッジリングとして大切な人へ愛を込めて贈り、贈られます。

左手の薬指は直接心臓とつながっているという説もあります。
だからこそ、生涯ともに生きる人と命の結びつきを日々確かめるために、
そこに指輪をはめるといわれます。

そんな命がつながる大切なリング、ぜひステキなものを選びたいですね。
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人生の節目、
それは結婚に始まり、出産、入学、誕生日、記念日と家族の歴史は刻まれていきます。
ハワイでは人生におけるさまざまなシーンで、大切な人に想いを込めてハワイアンジュエリーを贈ります。

また家族に限らず、恋人や友だち同士でも、メッセージが刻まれたジュエリーを贈り合う習慣があります。
アクセサリーの種類もいろいろで、定番のバングルや指輪、ネックレス、ピアス、メンズ用アクセサリーなども人気があります。

夫婦の間でもジュエリーは特別な存在になっています。
ハワイでは、ジュエリーをたくさん持っている女性は「夫に愛されている妻」という証になっているそうです。当然、二人の記念日にはジュエリーを妻に贈るのがあたりまえになっているとか。

そんなステキな習慣は私たちも真似したいものです。彼氏やご主人にこの記事をぜひ読んでもらってください。

19世紀、ヴィクトリア女王の時代が起源とされる
ハワイアンジュエリーの歴史ですが……

ハワイアンジュエリーの歴史は、19世紀のイギリス、ヴィクトリア女王の時代に遡るといわれてきました。1861年、ヴィクトリア女王の最愛の夫だったアルバート公が他界し、その死を悼んだ女王は、1901年に81歳で亡くなるまで喪服を着用したといいます。ジュエリーも喪服に似合う黒いものだけを着用しました。そのため当時のイギリス上流社会では黒いジュエリーが流行ったそうです。

イギリス王室と深い親交のあったハワイ王朝最後の君主、リディア・パキ・カメケハ・リリウオカラニ女王もアルバート公の死を悼み、自らもアルバート公の思い出の品として、ハワイの言葉で<永遠の想い出>を意味する「ホオマナオ・マウ」という言葉を刻んだ黒のブレスレットを作らせ(ヴィクトリア女王から進呈されたという説もあります)、一生身につけたとされています。

このブレスレットこそが「Hoomanao Mao(永遠の想い出)」という文言が彫られた最初のハワイアンジュエリーで、その後リリウオカラニ女王は、イオラニ宮殿で催された舞踏会を手伝った女性に「Aloha Oe(アロハオエ)」の文字を刻み、同様のブレスレットをその女性に贈ったことで、いっきにハワイで流行することになったというのが、一般的にこれまで語られてきた歴史です。

現在ではその黒いブレスレットに、ブルーやピンクのカラフルな品も加わり、広く市民に愛用されるようになりました。ブレスレットに込められているのは、感謝と哀悼の気持ち。それ以来、ハワイでは大切な人へ言葉やモチーフを刻んだジュエリーを贈る習慣が生まれ、各家庭に代々伝わる家宝(ハワイアン・エアルーム・ジュエリー)として、やがては広く一般にも愛されるハワイを代表する文化へと発展していくことになったというのです。

こういった背景の中で、語られるさまざまなハワイアンジュエリー物語。ロマンチックで、私たちの心に響くエピソードがたくさんあります。そういったエピソードの数々を紹介することから、この総合情報サイト「ハワイアンジュエリー物語」は立ち上がる予定だったのですが、急遽、また違う角度から見たまったく新しいハワイアンジュエリー物語を始めることになりました。

きっかけになったのはハワイアンジュエリーに長く関わってきた松尾琢磨氏の寄稿でした。彼はたまたま海外旅行で出かけたハワイでハワイアンジュエリーと出会い、以来24年間ハワイアンジュエリーの創作と販売に携わってきた方です。

彼はハワイアンジュエリーの魅力に取り憑かれ、ジュエリー職人として数多くジュエリーの名品を創り出してきたのですが、創って販売するだけでは飽き足らず、ご自身の中で曖昧模糊としていたハワイアンジュエリーの歴史を調べているうちに、自分でも驚くほど、その歴史を掘り起こしていくことにのめり込んでしまったそうです。

次回から6回にわたって、その寄稿の一部を本サイトでご紹介いたします。読んでいただければわかりますが、ノンフィクション仕立ての斬新な切り口が、読み手に感動と興奮を与えてくれるはずです。

<Chapter2へ続く>(文・編集部)